会社法では、取締役が1名の株式会社も認められていますが、そのような会社の取締役(当然社長である)が亡くなった場合、どうすればよいでしょうか。当然次の社長を選任しなければなりませんが、取締役がいないので、株主総会が招集できません。

もし、株主も亡くなった社長のみであれば、法定相続人全員で協議して次の社長を選任すれば問題ありません。全員出席総会であれば、招集手続は不要だからです。

しかし、何等かの事情により、全員出席総会の形で株主総会を開催できない場合、一時取締役を裁判所に選任してもらう必要があります。一時取締役は、登記上は仮取締役と登記されるので、仮取締役役とも良く言われますが、会社法上の用語は「一時役員」です(会社法346条)。一時取締役は弁護士が選任されるのか通例です。