元銀行支店長が経営を支援する法律事務所
財産に関するトラブルもお任せ下さい
初回相談30分無料
土曜日・平日夜間相談可 (予約制)

遺言書

遺言をするには、どの程度の判断能力が必要か?

遺言が成立するためには、遺言をする時に遺言者が意思能力を有しなければなりません。遺言は意思能力があれば、被成年後見人でも、被保佐人でも作成できます。ただし、被成年後見人は意思能力を欠いた常況にあるので、一時的に回復した時に限り、遺言の席に医師2人以上が立会い、かつ、遺言者が遺言をする時において精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く状況になかった旨を遺言書に付記して、これに署名をし、押印しなけれなならないとされています。

よく争いになるのは、被成年後見人ではないが、相応に認知症が進んでいる方の遺言書の有効性です。多少判断能力が衰えている方が遺言書を作成する場合は、相続発生時に、遺言書の有効性が問題とならないように、遺言書を作るのに十分な能力を有していることを証拠化しておくことが望ましいでしょう。

借入金も遺言書で相続する人を指定できますか?

借入金は、法定相続分に従って按分して相続人に相続されます。では、これを遺言書で変更し、例えば長男がすべて借入金を相続するように指定できるでしょうか?答えはNOです。長男が信用力がない場合、このようなことが認められると、債権者(銀行等)が不測の損害を被るからです。しかし、この場合も、債権者が長男がすべて借入金を相続することを認めれば問題ありませんし、仮に債権者がそれを認めず二男が返済した場合、それを二男から長男に求償することは可能です。そこで、このような場合、①長男が借入金の残債務を支払わなければならない、②債権者の請求等により、長男以外の相続人が返済したときは、長男はその相続人に対して速やかに返済額を補填すること、との内容の遺言書を作ります。

配偶者がいるか自分とどちらが先に死ぬかわからないがどうすれば良いか?

自分が死んだときに、配偶者が存命であれば配偶者に相続させ、配偶者が亡くなっていた場合は、子供に相続させたいと考えている方は多いと思います。例えば、「全財産を配偶者に相続させる。もし、配偶者が遺言者よりも先に死亡したときは、長男および二男に均等の割合で相続させる。」ような内容の遺言も有効です。このような遺言を予備的遺言といいます。

甲不動産をAに遺贈する(一次遺贈)。Aが死亡した場合には、A不動産を乙に遺贈する(二次遺贈)。との遺言は可能でしょうか?

このような遺贈を後継遺贈といいます。まず、長男Aに事業用資産を遺贈し、長男亡き後は長男に子供がいないので、二男に遺贈させたいというようなニーズです。このような遺言も有効という説と無効という説がありますが、無効説が有力です。しかし、民事信託を活用すれば、有効にこのような後継遺贈を実現できます。

遺留分を侵害する遺言は作れないのでしょうか?

例えば、子供のうちの1と仲が悪く、その子供には1円も残したくない、財産はすべて他の子供に渡したいというニーズは良くあることです。後述する推定相続人の廃除が認められれば問題ありませんが、廃除はなかなか認められません。そこで、遺留分を侵害する遺言を書いたらどうなるでしょうか。

遺留分を侵害する遺言も有効です、遺留分を侵害された者から、遺留分減殺請求なされない限りは問題ありません。法定相続人の一部に本当に残したくないのであれば、遺留分減殺請求をされるかはわからないので、遺留分を侵害する遺言を作成することをお勧めします(ただし会社経営者が自社株を相続する場合は遺留分を侵害する遺言は書くべきではありません)。その場合、遺留分減殺請求されないように、遺留分を侵害してまで、その相続人に残したくない理由も遺言書に書いておくことをお勧めします。さらに遺留分減殺請求に備え、遺留分減殺の方法(たとえば、「不動産以外の財産から減殺する」)も遺言書に明記しておくと良いでしょう。

 特定の相続人(遺留分権利者)に全く相続させないようにする方法はないのでしょうか?

推定相続人の廃除という制度があります。遺留分を有する推定相続人が、被相続人に対して虐待をし、もしくは重大な侮辱を加えたとき、または推定相続人にその他の著しい非行があったときは、家庭裁判所の審判により、その推定相続人を相続人から廃除するという制度です。しかし、廃除は、相当な事情がないと認められません。推定相続人の廃除の制度を利用したいと考えている場合は、ご相談ください。

お気軽にお問い合わせください。 TEL 03-5809-2853

PAGETOP
Copyright © KOWA法律事務所 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.